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豆知識
TIPS

電池について(クォーツ時計)

最初に組み込まれている電池は、工場の製造時に組み込まれたモニター電池です。保証期間内であっても電池切れを起こす場合があります。
(クォーツクロノグラフの場合、クロノグラフを常時作動させると、作動させない時の3~8倍の電池が消耗します。)
なお、当店で、ご購入頂きました時計が、保証期間内に電池切れを起こした場合は、無料での電池交換を致します。ご依頼の際、お手数ですが、保証書をご提示いただきますようお願い致します。
また、止まった時計を電池が入ったまま放置しますと、電池から液漏れすることがあります。止まりましたら、出来るだけ早く電池交換を行ってください。

クォーツ時計と磁気について

アナログクォーツ時計に内蔵されているステップモーターは、外部の磁気の影響を受け、進み遅れの原因を生じさせます。
OA機器や低周波健康器具はもとより、携帯電話やハンドバッグの留具などからも影響を受ける場合があります。ほとんどの場合、時計を磁気から離せば問題はありませんが、進み遅れ分の時間修正は必要です。部品によっては磁化(着磁)される場合もあり、この場合は、脱磁のための修理が必要になることもあります。
アナログクォーツ時計に異常が見られた場合は、まずご使用になられる環境や保管場所にご注意ください。なお、デジタルクォーツにはステップモーターの仕組みがありませんので、磁気の影響はありません。

機械式時計の精度について

機械式の時計は繊細な部品(歯車、ゼンマイ)の精巧な組み合わせにより作動をし、その精度を維持しています。そのため規格にそって生産された時計でも日差単位で精度の誤差を生じます。
温度差や磁性の変化、使用される方の生活環境によっても精度に影響を及ぼします。一般に日差±10~30秒、クロノメーター規格で日差±10秒以内であれば許容精度といわれています。
また、アナログクォーツほどではありませんが、強い磁界では一時的な遅れ、進み、あるいは止まりが生じることもあります。

ゼンマイについて

一般に手巻き時計はゼンマイをいっぱいに巻いた状態で1日半から2日間動き続けますが、時計の精度を保つため、ゼンマイは毎日同じ時刻に定期的に巻くことをお勧めします。ゼンマイはいっぱいまで巻いてください。
自動巻時計は腕の動きにより時計内部のローターを動かし、その動力によって自動的にゼンマイを巻く構造を持っています。
1日に8時間以上腕につけての日常生活をした場合で約2日ほど作動しますが、ご使用になられる方の生活環境によっても多少の違いが生じます。出勤時、退社時のみの使用や、休日などでご使用にならず放置してある場合は時刻が遅れていたり止まっている事がありますが、ほとんどの場合故障ではありません。まずゼンマイを巻いて様子を見てください。

防水性について

時計修理に持ち込まれるものの多くに水没、水の浸食があります。水の浸食による故障のほとんどは、ご使用上の原因によるものと思われます。
一般に、非防水、日常生活防水、潜水用防水と大別されますが、お手持ちの時計がどの部類に属するかご確認ください。
非防水時計は、汗や雨などによっても浸水・侵食を起こします。日常生活防水では、3~20気圧までの性能があり、低気圧防水のものほど、水没等の注意が必要です。それぞれに使用環境の違いがありますが、潜水用としては適しません。
潜水用防水は、ISO・JISの潜水用防水時計の規格に合格したもののみが、潜水用時計として使用できます。また、防水性能は年月と共に劣化します。定期的に防水性能のチェックを行ってください。水没による故障は、その大半が修理が出来ても高額の修理料金が必要となります。

ステンレス・スチールと錆

ステンレス・スチール(SS)は錆びない金属ではなく、錆びにくい金属です。
SSの成分の中の、クロームが空気などに触れるとSSの表面に極めて薄い皮膜を作り、錆びの発生を防いでいます。この皮膜はSSの表面に常に酸素が供給されている状態で維持されるものですので、SS表面に付着した汚れ、汗、ゴミなどで酸素が欠乏する状態ではこの皮膜が破壊され、錆びを生じさせてしまいます。日頃からお手入れを心がけてください。

バンドのお手入れについて

メタルバンドで腕を黒くしたり、長袖の袖口を黄色く汚すなどの苦情が、夏場に多く持ち込まれます。これは金属微粉が、汗をかいた時に毛細管現象で表面にしみだして汚すものです。皮膚の弱い方やアレルギー体質の方はかぶれを起こすこともあります。また、革バンドも、汗による色落ちで袖口を汚すことがあります。日頃から柔らかい布で拭くなどの習慣をつけてください。当店ではメタルベルトの洗浄を有償にて承っております。なお、当店ご購入の商品についているメタルベルトは、無料で洗浄を行います。保証書を付けてご依頼ください。作業時間は2~3時間位です。

分解掃除について

機械式時計の故障原因で最も多いのが油切れです。油切れは2~3年で起き始めます。
精度誤差が許容範囲より大きくなり始めたりした時には油切れと判断できます。アナログクォーツ時計も油切れを起こします。
電池寿命が短くなったり、精度誤差が許容範囲よりも大きくなり始めたら、分解掃除を行ってください。お買い上げの時計を末永くご使用いただくため、異常が見られた場合は早めの分解掃除をお勧めいたします。特に湿気が入った場合はすぐに分解掃除を行ってください。定期的な分解掃除は機械を長持ちさせます。商品によってお預かり期間が異なりますので、詳しくは係員にお尋ねください。

衝撃について

腕時計は精密機械です。機械式時計は勿論、クォーツ時計についても衝撃は好ましくありません。一般的な症状として、機械式時計はテンプにひげゼンマイがからみ異常に進みます。クォーツ時計は発信カイロが不良を起こし、精度が出なくなります。また、文字盤などの部品も破損します。
いずれの場合も部分修理ではなく、分解掃除が必要になることが多くあります。